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成田の四季特集

成田山新勝寺 2019迎春準備 【大しめ縄づくり】

成田山新勝寺の迎春準備が今日も着々と進んでいます。大しめ縄は重さ200Kg、横6.6m・縦1.2mもあり男性職員さんが全身を使って締めていく姿と女性奉仕員さんが一本一本編んでいくしめ縄の模様を取材しました。

成田山独自のつくりで小範(しょうはん)じめと称し、江戸元禄期に当山中興(ちゅうこう)第一世照範上人(しょうはんしょうにん)が五穀豊穣を祈念して作ったのが始まりとされています。稲穂を吊るしたように見えるのが特徴です。(出典:成田山新勝寺企画課資料より)

男性後継者も合わせ男性3名、女性9名の皆さんが丹精込めて締め上げていく。成田山新勝寺の迎春準備はもう始まっていました。しめ縄約200本は藁一本一本を束ねる根気のいる作業です。

作業の正確性と速さは、女性が9名揃えば男性は適いません。

楽しくおしゃべりもされていますが、手元に狂いはなく、

どんどんしめ縄が出来上がっていきます。

作業も確認し合いながら、各工程を担当する方へ委ねられていきます。

12間から20間の長さのしめ縄。このしめ縄は、12間の長さにしていきます。

(1間≒1.818m)

大しめ縄は、この大きな束をさらに重ねて6.6mになります。

稲穂を吊るしたように見え、

今年は青みのある良いものができると仰っていました。

年1度の大しめ縄。素晴らしい程に仕上がっていきます。

後継者である齋藤圭吾さんは、今年3月に高校を卒業。伝統的な大しめ縄の作業を「難しい程にやりがいを感じ、見て覚えながら自分が次世代へと引き継いでいきたい」と誇らしげに語っていらっしゃいました。

昨年は男性2名で行っていた作業に頼もしい後継者誕生。この作業を37年間担当されている秋葉文夫氏(中央)の嬉しそうな視線を感じ取れました。

「参詣される皆さんに良いご利益がありますように」との思いを込めて編込んでいます。

今月25日に正月のお飾りとして大本堂前に取り付けられ、新年を迎える準備が整います。

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