イベント取材に行ってきました!
成田山との御縁が深い歌舞伎成田屋市川宗家には、初代團十郎丈以来、成田山不動尊の深い信仰をもって芸道に精進され、代々連綿と歌舞伎が上演されております。この度、成田山開基1080年祭を記念して海老蔵丈による奉祝参拝(御練り・奉納演舞)が執り行われました。
4月20日晴天の成田では、市川海老蔵丈奉祝参「御練り進発式」が執り行われ、成田市第一駐車場前でセレモニーがありました。成田山新勝寺までの間、各所にて花束贈呈、くす玉拝(御練り・奉納舞踊)が執り行われました。
当日の取材報道陣はなんと約100名。「まいぷれ成田・印西・白井」の編集部Kも、この取材陣の中に参加させて頂きました。
当日は「御練り・奉納舞踊」の内、「御練り」しか取材できませんでしたが、市川海老蔵丈の威風堂々とした風貌、そして勸玄君の愛らしくも立派な立振る舞いが伝われば嬉しいです。
11時48分、京成成田駅に到着した「成田屋号」乗車券も販売直後に完売してしまったそうです。
スカイライナー車両を使用し、先頭には「成田屋」とありました。
京成成田駅に降り立たれた、市川海老蔵丈と勸玄君。一般人には絶対ない、名門のオーラを感じました。
「京成電鉄と市川海老蔵丈及び成田山新勝寺の関係について」
「市川家」は初代團十郎の父親が成田生まれだった事から、代々、成田山新勝寺を信仰しています。初代から屋号を「成田屋」と名乗ってきたほか、襲名する際には、毎回、新勝寺で襲名報告として歌舞伎を奉納してきたといいます。
東京と成田を結ぶお不動様参りの電車として計画された京成電鉄は、成田山新勝寺とは切っても切れない縁であり、「市川家」ともこの縁でのつながりから、これまでも特別列車が運行されました。
御練り進発式には、成田市の人気者「うなりくん」も参加です。
御練り進発式
花束と「うなりくん」ぬいぐるみの贈呈。
この日の表参道は、いつもの観光地とは違う雰囲気がありました。
参道には数か所くす玉が用意されていました。
女性会舞
手古舞の皆さん
約750名が「御練り」の編成の先頭で盛り上げてくださいました。
成田山新勝寺の正門
正門前には、大きなくす玉がありました。
市川海老蔵丈と勸玄君、それぞれくす玉を割られます。
勸玄君は5歳。実に立派な立振る舞いでした。
大本堂特設ステージ上です。凛々しい姿だと思いませんか?
成田屋一門のご歴々。
市川海老蔵丈のご挨拶。
勸玄君のご挨拶。
個人的には、一番好きな一枚です。
この後、大本堂内にて「記念大護摩修行」へと移動しました。
歓迎式の後、18時から「奉納演舞」が舞われます。
※演目:『口上』『連獅子』市川海老蔵丈 大谷廣松丈
来月、歌舞伎座5月公演では、十二世市川團十郎五年祭が行われ、昼の部では成田山開基1080年、二世市川團十郎生誕330年に因み、10年前の開基1070年の際に初演して以来、好評を博し上演を重ねてきた成田屋所緑の『雷神不動北山櫻』(なるかみふどうきやまざくら)を上演し、鳴神上人(なるかみしょうにん)、粂寺弾正(くめでらだんじょう)、早雲王子(はやくものおうじ)、安倍清之(あべのきよゆき)、不動明王(ふどうみょうおう)の五役を演じます。
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