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イベント取材に行ってきました!

秋分の日 いなざき獅子舞奉納神事

印西市にある和泉鳥見神社「いなざき獅子舞」は、毎年秋分の日の日に奉納神事が行われます。印西市指定無形民俗文化財を取材しました。



「いなざき獅子舞」は三匹獅子舞の一種で、中世の風流踊りの中踊りが時間の経過とともに変化したものと言われています。大獅子(おおじし)・中獅子(なかじし)・雌獅子(めじし)の三匹獅子、道化、花笠をかぶった四人の子供と音楽を奏でる笛師によって演じられています。なかでも道化の存在がこの獅子舞の大きな特徴と言えます。


 

和泉会館は、これから行われる「いなざき獅子舞」の出発拠点となりました。

出番を待つ、大獅子・中獅子・

雌獅子。伝統の引継ぎは、衣装の歴史にも表れるようです。

千葉ニュータウン中央駅周辺の喧騒とは全く関係のない、この和泉地域には田園風景がひろがり、秋を告げる虫の声しか聞こえません。

路肩を囲むように生えそろった彼岸花。色づきのピークは先週だったそうです。別名:曼珠沙華。

ススキもありました。その昔、ススキ草原を茅場(かやば)と呼んでいたそうです。

衣装を身に纏い気合付け。

無形文化財を引継ぐのは、皆さん同じ性です。

よっしゃ!行くか!

花笠役

大役を前に花笠を付けてもらっています。

落っこちないように持ってて。

和泉会館を出発します。

道沿いには多くの方々も見守っていました。カメラマンも多く、市無形文化財を撮影されていました。

和泉鳥見神社には、既に多くの参詣者の方々が待ちかねていました。


「道化の舞」に始まり、雌獅子、中獅子、大獅子の順で「四方固めの舞」、次いで道化と獅子が四方の花笠の周囲をまわる「花笠めぐりの舞」を行い、そして舞人の交代した大獅子が「縄くぐりの舞」を演じて納めとなります。

「いなざき」とは「稲先」に由来し、稲の収穫を前にして豊作を感謝する意味を持つと言われています。また、舞の各所で演じられる道化の所作には、稲の豊作にからめて、子孫はんえいを祈る気持ちが込められています。


 

道化の所作は、境内を縦横無尽。参詣者へもご利益を分かち合うよう。

和泉鳥見神社は、森林の中に佇む。

どうしたのかな?

・・・だって怖いんだもん。

板倉印西市長も参加されておられました。

参詣者の方々への、恒例の「餅まき」

紅白餅を頂けるのです!

宙に舞った「紅白餅」・・・。

見えないかな?編集部Kも頂きました。美味しかったです!

印西市の指定文化財は、国指定文化財6件、県指定文化財17件、市指定文化財26件、登録文化財1件の合計50件です。(印西市役所ホームページより

印西市にお住まいの方々はもちろん、印西市にお越しの際には是非訪れてみてはいかがでしょうか。また、新たな発見があるかもしれませんよ。