イベント取材に行ってきました!
奏者は、内モンゴル出身で内モンゴル大学芸術学院音楽学部にて馬頭琴教師をされていたウルグン(URUGUN)氏です。モンゴルでは幸運を「ヒーモリ」(風の馬、または天馬)と呼び、モリンホールの音色を耳にした人には「幸運が訪れる」とされています。
馬頭琴
ばとうきん
文字どおり頂上に馬の頭部の彫刻を配したモンゴル民族の二弦擦奏弦鳴楽器。内蒙古(もうこ)ではモリン・トルゴイ・ホーレmorin tolgoi hole、外蒙古ではモリン・フールmorin xuur、ヒル・フールkhil khuurなどとよばれる。竜をあしらったもの、頭部になにもついていないものもある。弦や弓も馬の毛を束ねたものを利用し、愛馬の死を悼んでつくったなど起源伝説も馬にまつわるものが多い。台形木製の胴体の表側に馬皮または薄板を張って響きを豊かにしている。棹(さお)には細長い指板(ネック)があり、指板に対して弦を押し付けはせず、弦の上を中空で指先が止まったり滑ったりして音階音や滑音を奏する。語物(かたりもの)音楽でリズム感を与えたり、馬の走る音、いななきを模倣して伴奏ないし間奏を歌い手自身が奏する。また、オルティンドー(長い節回しの歌)やボグンドー(短い歌)の伴奏に使われることも多くなってきた。近年はチェロの作りを取り入れて改作し、ヨーロッパ系の音楽の演奏にも利用されている。出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
馬頭琴の頭部には、馬の彫刻があしらわれています。どこを取っても芸術ですね。
モンゴルの伝統を広めていらっしゃるウルグン氏。一曲目には、日本人にもなじみのある「スーホの白い馬」の物語を演奏して下さいました。
当日の会場には、立見のお客さんが出る程の満席でした。全10曲約一時間の演奏会は、時間が過ぎてゆく事を忘れてしまう程、ウルグン氏の奏でる馬頭琴の音色に皆さんが聞き惚れてしまいました。
演奏会会場となった、「ももとせ」のアトリエ。
お子さんを連れられたお客さんも集まりました。
超満員となった会場、いよいよ演奏会が始まります。
グループリビング「ももとせ・アトリエ」で、様々思考を凝らしたイベントで地域活性に全力を傾けておられる夏目さん。
ウルグン(URUGUN)
内モンゴル出身:1982年9月18日生まれ◆1996年9月内モンゴル大学芸術学院付属中等専門学校楽器及び演奏学科に進学 し、モリンホール(馬頭琴)を学び始める。◆2001年9月、内モンゴル大学芸術学院音楽学部に進学しモリンホール(馬頭琴) を専攻。同時に、内モンゴル モリンホール(馬頭琴)芸術学院の教師に就任。◆2005年7月:内モンゴル大学芸術学院音楽学部を卒業、同学のモリンホール(馬頭琴)教師に就任。◆2009年4月:来日。2009年から2011年 新潟大学教育学部音楽科にて作曲を勉強。(出典:ウルグン公式サイトより)
子供たちも、外国の文化を感じ取った事でしょう。
物語の前半から、聞き入っていました。
モンゴル伝統楽器の馬頭琴の教室が、酒々井にあるそうです。無料体験レッスンもあるそうですので、ご興味のある方は武井さん宛てにお問い合わせください。
問い合わせ先は、こちらまで!(外部メールリンク先へ移動します。)
演奏会の後、お茶会が開催されました。
モンゴル伝統の御菓子で、ボーフというそうです。小麦粉を煉り揚げた素朴なお菓子ですが、噛めば噛むほどもう一つ欲しくなる味わい深いお菓子でした!
近隣の皆さんが集える、公津の杜の「ももとせ」は毎月のように様々なイベントが開催されています。ぜひ一度イベントに参加されてみませんか?
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