宗吾旧宅
近年の新型コロナウィルス感染拡大によって、延期されていた「三遊亭金朝落語会宗吾旧宅寄席」が2022年3月13日に開催されました。
宗吾旧宅で行われる三遊亭金朝さんの寄席を、ずっと楽しみにしていました。
金朝さんの話芸にどんどん引き込まれ取材を忘れてしまいました。
時間を忘れ噺家の紡ぐ登場人物が、あたかも目の前で「その噺」をしているような世界を間近に感じ、江戸時代の中に飛び込むような最高の空間は、宗吾旧宅でしか味わえないのかも知れません。
撮影に快く応じて頂いた、三遊亭金朝さんの噺は YouTube(外部リンク)で公開されています。ぜひご覧ください!
三遊亭 金朝(さんゆうてい きんちょう)
一般社団法人落語協会所属
1998年:三遊亭金馬一門下、三遊亭小金馬に入門、前座名 金兵衛となる。
2001年:二ツ目に昇進。
2013年:三遊亭金朝を99年振りに復活、四代目を襲名し、真打昇進。
寄席定席や早稲田、高田馬場を中心とした都内各所、出身地千葉県成田での落語会開催も精力的に活動しております。
出身地:千葉県成田市
出囃子:猩々くずし(しょうじょうくずし)
メディア出演:日本テレビ『笑点』・千葉テレビ『BO-SO TV』~熱血居酒屋紀行編~・TBSラジオ『千葉ドリーム!』もぎたてラジオ など
出版物:「三師匠 落語訪ねて江戸散歩」飯田達哉氏著・舵社刊 など
芸事:【笛】朝日名人会にて演奏中 高座舞、義太夫の稽古、雑俳 など
出典:三遊亭金朝サイト(外部にリンク)
一般社団法人落語協会ホームページ(外部にリンク)
宗吾霊堂(鳴鐘山東勝寺)の御本尊として祀られている義民佐倉宗吾(本名:木内惣五郎)が住まわれていたお屋敷です。
成田市の西部に位置する宗吾旧宅は、江戸時代から伝わる『かのこ建て』(土台がなく丸石の上に直接建てる)と呼ばれる建築様式で、築約400年のお屋敷は代々ご子孫の木内家によって守られてきました。
木内家第17代ご当主。気風が良く気さくで明るい、同時に、とても凛とした方でいらっしゃいます。
宗吾旧宅の庭園「豊秋苑」は、四季折々の風情を身近に感じられる庭園です。
宗吾旧宅内は、静寂でとても荘厳な雰囲気ですが、今日は金朝さんの噺で笑いの空間に変化しました。
演目:つる
長屋の花見
井戸の茶碗
今回の演目は3つ。「つる」「長屋の花見」途中休憩があって「井戸の茶碗」へと続きますが、ホントにあっという間に時間が過ぎてしまいます。
噺に登場する人物たちが、金朝さんと観客の間でやりとりをしているように見えてきます。
いや、いましたね! とても不思議でした。
落語って、楽しくておもしろい!改めて実感させて頂きました。
噺家さんの芸がこんなにも間近に。とても贅沢なひと時をありがとうございました。
謝意:最近落語のおもしろさを知り始めた編集部ですが、次回は取材なしで前列に座って楽しみたいです。三遊亭金朝さんの噺が今でも耳朶から離れません。また聴きたい噺家さんです。
ご当主の木内さん、三遊亭金朝さん、またスタッフの皆さま、取材をさせて頂き改めて心から御礼申し上げます。
宗吾旧宅ホームページ(外部リンク)
住所:千葉県成田市台方569
電話:0476-26-9546
メール:katsukokiuchi@sogo-kyutaku.com
拝観:9:00~16:00「不定期に休館」
館内で説明あり
「団体、グループは要予約」
■電車でのアクセス
JR成田駅、北総線成田湯川駅、京成本線成田駅・公津の杜駅・宗吾参道駅 各駅より車10分
*一部バス便あり
■車でのアクセス
北須賀交差点より国道464号線を南へ約10分
東関東自動車道冨里ICより約20分
東関東自動車道成田スマートICより約30分
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。